人生初・競馬で遊んできました。(初心者向け備忘録)
そそりメモ No.21 : 競馬
今回はいつもとちょっと毛色を変えて、ギャンブルのお話です。
先日、生まれて初めて競馬場で遊んできました!
宝くじは買ったことあるけど、ギャンブルとは無縁の生活をしてきたので、賭け事はこれが初めてです。
パチスロも麻雀も、お金を賭けて遊んだことはありません。
ギャンブルってなんか手を出しちゃいけなさそう…というちょっと怖いイメージもあったりして、これまでなかなかチャレンジすることができなかったんですよね。
ただ競馬は、他のギャンブルに比べると、まだ機械や(ジョッキーはいるけど)人間主体ではなく、動物である馬が対象ということと、レースで戦況が分かりやすいということで、とっつきやすいイメージはありました。
周りに競馬で遊んでいる友人も割といたので、自分もいつかは…!とは薄々思っていました。
行くキッカケになったのは、以前から興味があったことと身近に超詳しい人がいたことです。
そもそも競馬をどうやったら楽しめるか分からなかったし、ルールも単語も何もかもゼロ知識のまま行くにはハードルが高かったのです。
今回は「昼からお酒飲みながら競馬なんてどう?」と言う釣られ文句もあって完璧。背徳感!というワクワクが、行くまで身体から抜けませんでした。
ということで、初心者丸出しで、同行者に全てお任せモードで行ってきました!
当記事では、競馬の感想レポートと共に、教えてもらったことをメモにして残しておきたいと思います。
一緒にいったメンバーは数人。みな友人ですが、超詳しい人(以下・先生)の1名を除き他は全員初心者です。
これさえ分かれば最低限楽しめるよ!という初歩的な部分を分かりやすく教えていただきました。
人生で初めてのことだったので分からないこともたくさんあり、それをちゃんと残すぞ!と気合いを入れて書いたら、かなり長くなってしまいました。
しかも書き上げてみると競馬解説のようになってしまいましたが、まだ1度しか競馬場に行ったことのないペーペーの記録に過ぎないので、情報を鵜呑みにしないようにお願いします。
競馬場について
記念すべきわたしの初競馬の舞台は、
大井競馬場です!!
別名(愛称)で「東京シティ競馬」とも呼ばれます。
今回は東京モノレールを使って最寄駅の「大井競馬場駅前」から競馬場へ行きました。
駅から歩いて数分でお馬さんの香りが漂ってきます。
大井競馬場は、国内で初めてナイター競馬を取り入れたところとしても有名です。
夜に向けて時間が経つにつれ、仕事終わりの会社員ぽい人たちが増えてきました。
「よし仕事終わりにひとつやってくか!」っていうのも、ちょっと憧れ。
中央競馬と地方競馬の違い
競馬場は「中央競馬」と「地方競馬」に分類され、大井競馬場は後者の「地方競馬」に属します。
簡潔に書くと、
■「中央競馬」とは日本中央競馬会、いわゆるJRAが主催する競馬です。もっと簡単に書くと「国」が運営していて、土日に開催されます。
■「地方競馬」とは各市町村などの自治体が運営しています。中央競馬とは重ならない平日に開催されます。
調べたらもっと細かい違いが出てきましたが、「いろいろイベントなどが充実してるのはお金がある中央競馬。広くて清掃も行き届いてる。」というのが先生談でした。
とはいえ地方競馬である大井競馬場も綺麗だったので、強いて言うなら、という感じだと思います。
難しいことはわからないので下記参考サイトへどうぞ!
→中央競馬と地方競馬 | ゼロから始める競馬入門
一言メモ:初心者は自分が行きたい日に開催されてる競馬を選べば良し。
補足メモ:一度は耳にしたことがあるような、日本ダービーは東京競馬場、菊花賞は京都競馬場、有馬記念は中山競馬場が開催しており、これらは中央競馬に属します。
昔は中央競馬に所属するお馬さんは中央競馬でのみ、逆に地方競馬のお馬さんは地方競馬のみで、野球のセ・リーグやパ・リーグのように戦う土俵がキッチリ分かれていたそうですが、いまは交流戦なども盛んに行われていてるそうです。
何円あれば競馬に参加できるか
この日まで、わたしは知りませんでした。
競馬っていくらあればいいの…?というのが、最初の疑問でした。
入場料
まず競馬を開催している競馬場に入るためには、入場料が必要です。
大井競馬場はなんと「100円」で入れました。
東京競馬場などは「200円」みたいです。
15歳未満の子供はいずれにしても無料です。
ただ馬が走ってるところを見たいのよ!っていう人は、最低限この金額さえあれば馬眺め放題です。
席について
競馬を座って観戦するための席は、先着順の無料席と有料の指定席とあります。
(なので賭け事なんてせずに、見るだけなら本当に入場料だけで済みます)
有料席はゴール近くになればなるほど高くなるようです。
↑実際の大井競馬場の無料席です。
無料席のイメージとしては、椅子が並んでいるような感じです。
またコース外側で立ち見をするのもタダです。結構近くまで行けました!
今回は先生が有料指定席を用意してくれていたので、私たちはテーブル付きのソファーに座って観戦しました。
飲み物や食べ物をおいたり、新聞を広げたり馬券を買うためのマークシートを記入するには、テーブルがあった方が便利だと思います。(無料席だとテーブルはありません)
あと大声でギャーギャー言ってても周りの人の迷惑になりません。
今回は初心者がたくさんいて、解説がいっぱい必要になるだろう、とのことで先生が有料席を提案してくれました!さすが先生。
安い席なら2人用で1000円など、比較的そんなに高くない印象でした。(もっと高いと思ってました。)
他に有料席のメリットとしては、馬券を購入するための自販機が有料席ブースに用意されているので、必要以上に待つことがなくなります。
大きな賞のレースだと、馬券を買うのに相当待つこともあるそうです。
一言メモ:初心者(遊び程度の人)や少人数なら無料席で十分だけど、大人数や確実に競馬を楽しみたい人は有料席がオススメ
馬券の値段
賭け金は最低「100円」からです!
なので、競馬の予想がハズレなければ、ずっと100円で遊べます。
その代わり予想が的中したときの見返りも小さくなりますが、遊ぶには十分。
つまり 入場料 + 馬券用の100円 あれば、1レースは楽しめます。
馬券の買い方
わたしの印象では、馬券とは「このお馬さんにいくら賭けたよ!」という証明書のようなものです。
まずは投票カード
馬券を発行するためには、投票カードというマークシートに「○番のお馬さんに○円賭けます」と記入し、専用の自販機に賭け金とマークシートを挿入することで、発行されます。
こちらが地方競馬場用の投票カードです。
必要事項を鉛筆で塗り潰すだけです。
その他にも色々な種類の投票カードがあるのですが、この緑のカードさえあれば初心者は十分楽しめます。
(そして他の色のカードについてはわたしはまだわかりません!)
投票カードは競馬場内の色々なところに設置されています。
レースのたびに取りに行くのも面倒なので、束で座席に持っていくと便利です。
詳しい投票カードの塗り方は上述サイトへどうぞ。
馬券の発行
さて、投票カードを記入したら、自販機に賭け金と投票カードを挿入します。
すると馬券が発行されます。
馬券はレースの2分前まで発行できます。
1レースが終わると、その30分後には次のレースが始まるので、どの馬に投票しよう〜!なんて悩んでいると、なかなか慌ただしいです。
ちなみにマークシートの塗りそびれがあると、エラーになり投票カードが戻ってくるのですが、ちょっと詰まるとすぐにお姉さんや警備のおじさんが助けてくれるので、安心です。(そして間違えないようにしなきゃ!というプレッシャーもあります)
こちらがわたしの人生初馬券です!
「複勝」という買い方で、ウルトラショットというお馬さんに100円賭けてます。
複勝とは、決めたお馬さんが1〜3位以内に入れば、当たり!という買い方です。
そしてわたしの初馬券…
なななんと無事にウルトラショットは1位になりまして、当たり馬券と化しました。
100円が140円に!
もしウルトラショットが「絶対に1位になるんや!」と、1位的中予想の”単勝”という買い方をしていたら100円が240円になりました。
実はウルトラショットは、このレースで1番人気のお馬さんでした。
おおよそこの子が1位になるだろう、とみんな予想していたんですね。
なので人気のある馬が期待通りに優勝すると、そんなに配当金額は上がりません。
逆に全然得票のない人気のなかったお馬さんが1位になったりすると、金額がドーンと大きくなります。
払い戻しについて
買った馬券の予想が的中するとお金が返ってきます。
配当金が確定したら、馬券をもって再び自販機の元へ向かいます。
払戻機能がついている自販機へ馬券を入れると、お金が清算されます。
この瞬間、やっぱりうれしいものはうれしい。
ほんのわずかでも、お金が増えるのは嬉しいものでした。
ちなみに自販機では、小銭は10円玉・100円玉・500円玉しか使えないので、お財布の中がどんどん小銭でいっぱいになります…(特に10円玉)
ハズレ馬券
予想のハズレた馬券は、手元に残ります。
こちらはわたしの人生初ハズレ馬券です。
記念に残してありますが、だいたい捨てる人が多いです。
いわばタダの紙切れ。
競馬場内や競馬場近くの路上に捨てられている紙のほとんどは、ハズレ馬券です。
(どんなに悔しくてもちゃんとゴミ箱に捨てましょう)
賭け金も戻ってこないので、ハズレたときのことを考えると、小心者のわたしは大きくは出れません。
初心者が最低限覚えておくといい式別
式別とは、先ほど少し例に挙げた「単勝」や「複勝」のことです。
初心者が最低でもこれさえ覚えれば楽しめるよ!というのは、まさにこの2つ。
改めて紹介します。
複勝
1頭の馬を決めて、その馬が1〜3位に入れば当たり
単勝
1位になる馬を1頭予想する
単勝に比べて複勝のほうが当たる確率が高いため、配当金は低くなります。その代わり、負けたくない!というときには割と勝率が高いと思います。
初心者が遊ぶにはいいかもしれません。
ちなみに、3位以内に入る気配のなかった人気のない馬が入賞すると、複勝でも100円が700円になったりします。
わたしの友人がこの日実際に当ててました!
そして「あれこの馬人気ないけど行けそうな気がする!勝負に出るぞー!」というタイミングで、あまり人気のないお馬さんを単勝にし、予想が的中すれば100円が2000円になったりすることも。
そして実は単勝も当てたんです!
このケンゼンくん!
単勝で100円賭けたのですが、なんと1位に…!
もともと2番人気でそんなに配当は高くなかったのですが、100円が220円になりました。2倍!
いくら配当が低いとはいえ、もし1000円賭けてれば2200円に、100万賭けてれば220万円になるのです。
そう考えると、競馬ってやっぱりお金持ちの人ほど美味しいですね……。
同時に複勝で100円賭けたウエストリバーは入賞しなかったので、このときの結果としてはプラマイゼロ近いです。(正確には+20円)
一言メモ:初心者は単勝か複勝で競馬に慣れることから始めるのもアリ。
初心者が覚えておくとより楽しめる式別
単勝・複勝以外にも、以下を覚えておくとより楽しいかもしれません。
三連単(さんれんたん)
聞いたことがある人も多いと思います。
三連単とは、1位・2位・3位になる馬をすべて的中させることです。
的中させるのはかなり難しいですが、当てたときの見返りはとても大きい買い方です!
第1レース、ウルトラショットが1位になった回ですが、もしわたしが100円で三連単を的中させた場合は…
81700円になってるのです。
1000円賭けてれば817000円…。
恐ろしい…。
それだけ予想している人が少なかったんですね。
恐らく2位3位のお馬さんが番狂わせだったのだと思います。
逆にケンゼンくんが1位になった第5レースは、たとえ三連単で的中したとしても100円は2450円にしかなりません。(とはいえ、それでも100円がお札に変わるのは夢のようですが)
それだけ多くの人がレース結果を予想していたのです。
わたしも何レースか果敢に三連単に挑戦してみましたが、かすりもしませんでした…。
三連複(さんれんぷく)
三連単なんて無理!でも順不同でこの3頭が3位までに入ると思う!という時は三連複です。
着順は関係なく、3位までに入る馬を3頭決めて、選んだ3頭がみんなちゃんと3位以内に入れば当たりです。
馬単(うまたん)
3頭も当てるなんて無理!1位と2位なら当てられそう!というときはコレ。
1位と2位を着順通り的中させる買い方です。
普通馬複(ふつううまふく)
順位はわからんけれども、この2頭が1位と2位になると思う!というときは、普通馬複です。
順不同で2位以内に入る馬を当てる買い方です。
この辺りを覚えておくと、尚楽しくなると思います。
他にも「馬」ではなく「枠」で当てる式別も教えてもらいましたが、ここでは更に長くなってしまうので割愛します。
詳しくは他の解説サイトへ!→サラブnet
初心者が競馬をする時に参考にするべきもの
わたしのような初心者は、何か指標になるものがないと「見た目」「名前」などでしか、お馬さんを決められません。
はたしてどこで何を見ればいいのかもちんぷんかんぷん。
わたしが今回の競馬で学んだ、少しでも対象馬を決めやすくするためのポイントを紹介します。
パドック
パドックではレース直前の競争馬の様子を見ることができます。
この写真はわたしの初パドック見学時の写メです。
足取りは軽いのか〜?など実際に近くでお馬さんを見れます。
パドックを見ただけでは決め手に欠けるかもしれませんが、容姿に惹かれるものがあったり、フィーリングで「きみに決めた!」という瞬間もなきにしもあらず。
パドック以外にも、レース直前は実際のコースで足慣らしに歩いてたり走ってたりするので、その様子を見て決めるのもあり。
公式ホームページや場内電子掲示板
ネットや競馬場に設置されている電子掲示板には、オッズといって、今レースでどの馬がどれくらい人気なのか?配当はどれくらいか?という情報がリアルタイムで更新されています。
勝率予想数値ではなく人気率なのがミソ。
アイドル馬という、成績関係なく人気の馬がいたらその数字はあまり頼れません。
けれど、人気を数値化しているだけに分かりやすいので、どの馬選んだらいいのか全くわからない…という初心者にとっては、選ぶための大きな参考ポイントになると思います。
わたしは競馬中、公式サイトでこの人気率をずっと眺めていました。
競馬新聞
今回、先生は入り口で新聞を買っていました。
いわく「競馬は新聞がないと始まらない。」とか。
みんなで一緒に見せていただきましたが、
競馬新聞には、レースに出る馬の直前までの状態・仕上がり具合・これまでの戦績やジョッキーについて・記者たちの評価などが詳しく載っています。
競馬新聞にもいくつか種類があるらしく、新聞によっても評価や内容が違うとのこと。
本格的な人は全紙購入して、比較しながら情報分析をするらしいです。
実は今回、先生が目の前で三連単を的中させました!!恐るべし!(しかも当たると見込んですこし大きく賭けてた)
そんな先生は、ほぼ新聞だけの情報で、ずっと競馬をしていたのです。
いくつか見方を教えてもらったものの、1人だとどこを読みどんな風に分析して予想立てればいいのか、まだ全然わかりません。
けれど新聞には膨大なデータが載っていて、それをヒントに予想することはかなり大切で重要!だと学びました。
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感想
結局、第1レースから最終レースまでいました。
夜はイルミネーションでライトアップ!
競馬場にいるあいだに生中2杯にポテトフライやメンチカツなど色々食べました。満足。
基本はちみちみ100円で、ときどき勇気を出して200円で、などマイペースに遊んでいましたが、かなり楽しかったです!
よし!って気合いを入れて200円賭けると、不思議なことにハズれるんですよね…。
三連単を当てた先生からすこし軍資金を頂きましたが、せっかくだし!と大きく出れば出るほどハズレて、全部パアになりました。ギャンブル怖い!
結局、せっかく遊びにきたからと1500円くらいを自分の財布から出して、マイナスで終わっています。
当てることかできた馬券は単勝と複勝のみでした。
なのでやっぱり初心者は分かりやすいこのふたつの買い方が無難なのかなという印象です。
さすがに勇気がなくて大きな賭け金にしようとは思えませんが、安い入場料と安い賭け金でビールを飲んでつまみを食べつつ、競馬を見ているだけで、だいぶ充足感があります。
これが「儲けるぞー!」と1万とか賭けて大損してしまうと懐的にも精神的にも痛いですが、100円200円ならどこへ遊びに行ってもかかる料金だし、自制心をもってその日使う金額を決めておけば、大した痛手もなく楽しめることを知れました。
名付けて少額競馬。
競馬のルールも少しわかってきたし、また行きたいな〜と思っています。
麻雀みたいに対人戦でもないので、カモられる心配もないですし(多分)
何よりサラブレッドのお馬さん本当にカッコいいし美しい!走ってる姿見てるだけで十分。
また競馬場では、PRに有村架純ちゃんや剛力彩芽ちゃんを起用していることからもわかるように、女性客を増やそうとしています。
場内を禁煙にして別の場所に喫煙ブースを設けるたり、授乳室があったり、かなり気を遣っているようにも感じました。(それが理由ではないかもしれませんが)
初ギャンブル…競馬に行って新しい世界を見ることができました!
いろいろ良さげに書いていますが、何事もハマりすぎるのは危険です。
この記事を読んで実際に競馬に行こうという方はあまりいないとは思いますが、お金が実際に増減することを念頭に、せひ行き過ぎた賭け事をせずに、ご自身の遊べる範囲で楽しむことを推奨致します。
わたしも破滅したくないので、また次回行く機会があったときも自制して楽しもうと思います!
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