注目作「セトウツミ」の予告編が公開されました。
そそりメモ No.13 : セトウツミ
アオ子の夏の映画の注目作。
今夏7月2日公開の「セトウツミ」の予告編がついに解禁されました。
予告編だけでもくすりときてしまいますが、見ているだけで自分の胸が高鳴っていくのがわかります。
ああ、これは、まさにわたしの大好きな映画の匂いがする…
- 作者: 此元和津也
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: Kindle版
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セトウツミは別冊少年チャンピオンにて連載されている同名漫画「セトウツミ」が原作です。
なんとまだWikipediaさえ作られていない作品のよう。
映画の公式サイトにもあらすじというあらすじが書いてありません。
軸となる特別大きなメインストーリーがあるわけでもなく「セトとウツミという名の、関西弁の男子高校生2人が、いつもの河川敷で、会話をしている話」です。
いわゆる会話漫画で会話映画です。
公開されたポスタービジュアルには「ケンカもない。部活もしない。壁ドンもない。『喋る』だけの放課後」というコピーが。
この2人は若手俳優の中ではかなりの演技派で、わたしの大好きな俳優です。2人は今年の10月に公開の「デスノート Light up the NEW world」でも共演しています。
完全にキャスティングに釣られたわたしですが、日常系作品が好物な自分にとっては、ふたつの要素が相まって情報公開されてからとても楽しみにしていました。(完全に私得映画だと思っています。)
ちなみに撮影期間はなんとたったの2週間。大阪でのオールロケだったそうです。短い!
ただ会話をするだけ
という一見シンプルな作品ですが、
その会話だけで人を惹きつけることができるのは、かなりの話術が必要です。
漫画のように描き込みができない分、なおさら「映画」として見せるのも、難易度が高いと思います。
何もイベントが起きないゲームをつまらないと感じる人がいるように、単調で、淡々と時が過ぎるだけの映画は、好き嫌いが分かれるはずです。
漫画のレビューや感想ではかなり高い評価を得ています。実はわたしはまだ未読です。
が、こんなにも自分好みの作品感が漂っているので、早いうちに手を出して読んでしまいたいです。
何しろ、大きな事件が何も起きない日常を描いた漫画や映画やドラマや小説こそ「ドラマ」の真骨頂だと思うのです。
(紙兎ロペ とか、超おもしろいと思いませんか?)
この映画は、いかにして観客をセトウツミワールドに引きこむのか、そこが最大の見所です。
気鋭の実力俳優ふたりがどんな掛け合いを、そして会話というどんな自然な演技を見せてくれるのか、今からわくわくします。
対して10月に公開されるデスノートは、「セトウツミ」とは打って変わってダークでファンタジックなストーリーです。おそらく気迫ある演技をしてくれるはず。
2作品のコントラストの違いをスクリーンで見るのも、わたしの楽しみな要素のひとつです。